2013年11月15日

追悼 内海賢二さん

昨年の11月10日横須賀市民ホールで
上演された「ハッピーバースデー」には、
元気な内海賢二の姿がありました。
1部と2部の間、楽屋には吉田横須賀市長の
姿もあり、市長の問いに、内海さんの
例の大きな声が、笑いと共に響いて、
とても賑やかな楽しい楽屋でした。

でも、昨年の11月には本当に出演出来るのか
大きな不安がありまして、
と云うのは、9月に医大のICUに緊急入院
したこともあって、11月の出演は無理だろうと
予測されました。
私はその時にそなえて、プロデューサーの立場で
夏から田原アルノさんに、内海さんには内緒で
出演交渉をしておりました。
それを知った時、彼は難色を示し、
じいちゃんの役だけはやる と主張しました。
でも本番が終わっての帰り道、
やはりかなり疲れていたのでしょう。
「矢張りアルノに替ってもらって良かったよ」と、
ポツリともらしました。
6年前、この作品の上演が決まって、
初顔合わせ、初本読みで、彼はこの作品に
本気で惚れ込み、その気の入れ方は熱いものでした。
出演者に絆が生まれたのもそのせいでしょう。

今年6月、「ハッピーバースデー」のチラシを
発注する日、彼は逝ってしまいました。
先に出来上がって来たチケットには
出演 内海賢二 と印刷されていましたが…。

内海さんのいない稽古場は静かですが、
緊張がみなぎって居ました。
はやみさんが帰りに一言、
「アルノさんのセリフにだぶって、内海さんの声が
ステレオのように聞こえてくるんです」と
つぶやきました。
でも新しい「ハッピーバースデー」は始まっています。

田原アルノさんの素晴らしい「じいちゃん」と、
「語り」ご期待ください。
彼も会場のどこかで見守ってくれている事でしょう。

posted by Mitchii at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 公演